AIIT:産業技術大学院 - 専業学生と社会人学生の生活の違い

こんにちは、Yukonです。
学び直しブームや生涯現役がささやかれる令和。
キャリアアップやキャリアチェンジの選択肢に社会人大学院という選択肢が、メジャーになったらいいなあと思う今日この頃です。

年末あたりから、数少ない大学院関連のブログにアクセスがちょっとずつ増えているようですので、久しぶりに大学院生活についての記事をアップします。今回は社会人学生と専業学生の生活の違いとメリットデメリットを実体験とともに紹介します。

1週間のタイムテーブル

自分の生活を可視化するためにタイムテーブルを起こしてみました。
大学院での生活は、大学院での生活にどのような目的を持つか、どのコースを目指すかによって忙しさが変わってきます。

以下は私がどちらも経験した平均的なタイムテーブルです。

講義は平日に3日(で3-5コマ)、土曜(3-5コマ)履修、学期によって変動します。
専業学生の日中の過ごし方について、他の専業学生に話を聞いてみたところ、午後だけ企業インターンに行っているという人もいますし、午前中から勉強している方もいるようです。

社会人学生と専業学生、どのくらい時間の使い方が変わった?

結論から言うと、私の場合は『自由時間』が2.3倍に、課題や次週に充てる時間が1.5倍に増えました。

このグラフは上記のタイムテーブルを元にして作成したため、平日週3日が授業有、土曜授業有をベースに自由時間と課題に充てる時間を出しました。


自由時間の過ごし方

『自由時間』の使い方は運動をする、勉強中の関連書籍を読む、買い物に出かける、ブログを書く、資格試験対策をする、友人に会うなどがこれに当たります。

社会人学生として兼業だった時には、自由時間はほぼ皆無で、講義の課題+ざっと予習で1週間が終わっていました。各学期が終わるころには『自分は課題をこなすだけで実は学びたかったことを理解できていないのではないか?単位を取ることが目的になっていないか?』という不安と勉強以外に時間を取れないため昼も夜も同僚や友人との交流がめっきり減りまさに仕事して勉強して寝る、以上!でした。
対して、専業学生生活は自由時間が増えたことで、関連書籍を読む時間や資格試験対策、健康管理に時間を使えるようになりましたし、友人と昼に食事に出かける余裕もできました。

課題・学習時間の使いみち

社会人学生の時には、はっきり言って課題と復習だけで予習時間は各講義30分が限界でした。とにかく日々の課題をこなすだけで、気が付けば期末試験なんて当たり前でした。特に、また全く未知領域の講義を取った時には、そもそも授業に全くついて行けず、オンラインの外部ビデオとかサイトを見ながら復習するだけで、泣きながら机にしがみついてYoutubeの専門コンテンツを見たりしていました。テクニカル系の授業は総じて課題が動作できるプログラムを作る、サーバを構築することがゴールだったので、こちらはゴールが明確な分徹夜の同級生もちらほらいました。
4月入学の方は、GWが初回の山場ですね。教授たちはここぞとばかりに暖かい学習支援=課題を出してくれるので、GWはなきものと覚悟したほうが良いです。
と、ここまで言うと脅し見たいですが、実際は仕事をせずに集中して課題に没頭できたので、かえって頭の中を整理することが出来て、GW明けに妙なすがすがしさがありました。

専業学生の場合には、課題をやるにも潤沢に時間がありますので、関連書籍に手を出せます。課題のレベルも求められているレベルのその先に向けて時間を取ることができたのは、自分の満足度につながりました。一方で、興味のある所ばかり掘り下げて時間を使っしまい、学生症候群のごとくぎりぎりまで手を付けなかった失敗もあります。

成績への影響

同じ科目を履修したわけではないので正確な対比ではありませんが、専業学生のほうが成績落ちました・・・。あれ?
仕事から解放されてあれこれできなかったことに手を出し、かえって勉強しない時期があったり、勉強時間の使い方にムラがあったり、そもそも学校生活に慣れきて油断したのかも。ですので専業学生だから成績優秀かというと、私個人の結果としてはそうではなかったです。

まとめ

社会人学生と専業学生のメリットデメリットは、時間*お金*健康3つの観点で3点尺度でまとめました。

社会人は働き続けているので時間の制約はあるものの安定収入があるため生活への不安はなく、一方で睡眠時間が削られて心身疲労に陥る可能性あり。
専業学生は十分な時間がある一方で収入がなくなるため、アルバイトなどしなければお金は出ていく一方です。例えば、国民の義務の納税関連では住民税、健康保険(不要には入れれば不要)、国民年金(学生特例が認められれば免除)、生活維持費として家賃、水道光熱費、食費、+学費が定期的に出ていきます。そういう面で精神的に口座残高をみると心理的な不安が出てくるかもと思いどちらも同点としました。

十分な貯蓄がないか、貯蓄を減らしたくない専業学生なら、大学生時代を思い出し、適度にアルバイトを入れるということも視野いれるとよいでしょう。

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